【日本生命カップ2025 東京大会】日本VSオランダ 第2戦
男子バスケットボール日本代表(FIBA世界ランキング21位)は、7月6日に行われた国際親善試合「日本生命カップ2025(東京大会)」第2戦で、オランダ代表(同54位)と再び対戦し、74-53で勝利を収めました。
<第1Q序盤から主導権を握る>
前日に逆転負けを喫した相手に対して、序盤から主導権を握り、リードを保ったまま試合を終える理想的な展開となりました。
この試合では、前日からロスターが4人入れ替わり、狩野富成(SR渋谷)、山﨑一渉(ノーザン・コロラド大)、渡辺伶音(東海大)、そして中村太地(島根)がベンチ入り。
スターティングファイブは、ジェイコブス晶、テーブス海、西田優大、ジョシュ・ホーキンソン、金近廉という顔ぶれでした。
試合序盤こそ5点を連取される形でスタートしましたが、ホーキンソンと金近のコンビネーションで逆転。その後は交代で出場した中村や山崎、川島らが躍動し、第1Q終了時点で21-11と10点差をつけてリードしました。
<第2Qに大量リードを構築>
第2クォーターでは、テーブス流河や渡辺らも出場し、ベンチメンバーを含めた全12選手を起用。
このピリオドでは、ジェイコブスが連続得点で存在感を見せるなど、攻守のバランスが取れた内容でスコアを43-23と大きく広げて試合を折り返しました。
<終盤には中村が試合を決定づける連続得点>
第3クォーターではややミスが目立ち始め、失点も増えましたが、ホーバスHCのタイムアウト後には落ち着きを取り戻します。
特に終盤には、中村太地が3ポイントシュートとジャンパーで連続得点を決め、リズムを再び日本側に引き寄せました。
最終クォーターでもリードを保ち続けた日本は、最終スコア74-53で快勝。前日の敗戦を糧に、課題修正力と切り替えの早さを見せました。
<中村太地がデビュー戦でチーム最多16得点>
この試合の最多得点は、A代表デビューを果たした中村太地の16得点(3P×4本含む)。シュートタッチの良さと積極的なオフボールの動きが印象的でした。
また、ジェイコブス晶も14得点を挙げ、2試合連続の二桁得点をマーク。チーム全体としても、フィールドゴール成功率は50%、3Pシュートは12本成功/33本試投(成功率36.4%)と、前日からの改善が数字にも表れました。
第2戦では序盤からリードを奪い、全選手を積極的に起用しながら安定した試合運びを見せました。前日の敗戦から課題を修正して見事にリベンジを果たしました。チーム全体としてもシュート成功率が向上し、8月のFIBAアジアカップに向けて好材料となる内容になりました。
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