【インターハイ福岡県予選決勝】福岡第一 vs 福大大濠、激闘の頂上決戦!

こんにちは!ウェンバンタニです🏀

インターハイ出場を懸けた“福岡県1枠”の争い。注目のカードである福岡第一高校と福大大濠高校による決勝戦が行われました。

「これがインターハイ決勝と言われてもおかしくない」と評されるほどのハイレベルな一戦は、両校の意地とプライドが激しくぶつかり合う、まさに死闘と呼ぶにふさわしい内容となりました。

<両校の意地が光るディフェンス合戦>
この試合の見どころは何といっても、両校の強靭なディフェンス力です。
両チームとも相手を50点台に封じるハードな守備を展開。
フィジカルをぶつけ合いながらも足を止めないヘルプディフェンス、リバウンド争い──どの局面を切り取っても隙がなく、会場全体が息を呑むような展開が続きました。
全員がボールに食らいつく姿勢、「絶対に1本を奪う」という強い意志がプレーに表れ、観る者の心を熱くさせる好ゲームとなりました。

<試合のキーマンたち>
~スピードスター~ 福大大濠  7番 村上 敬之丞 選手(3年生
試合を通じて安定感と勝負強さを発揮。
特に3Q以降、チームの雰囲気が重くなった場面で積極的な仕掛けから流れを変えました。
「決めてくれる安心感」は大濠の7番にふさわしく、終盤のクロージングでも大きな役割を果たしました。

~執念のオールラウンダー~ 福大大濠 6番 吉岡 陽 選手(3年生)
リバウンドへの執念はチーム随一。セカンドショットにつなげるプレーや中距離・外角シュートも可能な器用なウイングとして今後が楽しみな存在です。終盤もコートに立ち続け、勝利に貢献しました。

~秒で6点取る漢~ 福大大濠 15番 加賀屋 利温 選手(3年生)
コンディションが万全ではない様子も感じられましたが、その中でも限られた出場時間で2本の3Pシュートを沈め、チームに大きな流れを呼び込む活躍を見せました。
また、ベンチからも常に仲間を鼓舞し続ける姿が印象的。コート内外でチームに欠かせない存在となっています。

<試合を決定づけたポイント>
この試合の最大の勝負所は、第4Qスコア41-40の場面だったと言えるでしょう。
第一の宮本選手が狙った勝負のレイアップ。惜しくもバスケットカウントが取られず、流れを切られた直後に大濠のタイムアウト。そこから一気に試合の流れが変わりました。
再開後、第一のムサ選手が放ったシュートは大濠ディフェンスにブロックされ、逆速攻から村上選手の痛烈な3Pシュートが決まり、大濠が再び主導権を奪取。
このわずか数プレーの間に試合の空気が一変し、その後第一は追い上げ切れず、大濠ペースのまま試合は終盤へと進みました。

さらにこの試合で大濠は、第一戦では初となる2-1-2のゾーンディフェンスを披露。
白谷ジャック選手という“動けるビッグマン”の存在を活かしたこの戦術が、第一の攻撃の的を絞らせず封じ込める大きな武器となりました。
この大胆な戦術変更は、片峯監督の作戦勝ちと言える見事な采配であり、試合の流れを完全に大濠へと傾ける要因の一つとなりました。

<試合結果>
福大大濠がインターハイ福岡県予選2連覇を達成。福岡第一との激戦を制し、最終スコア58-51で見事勝利を収めました。

福岡第一は試合を通じて、持ち味の粘り強いディフェンスと強靭なメンタルを存分に発揮しました。特に終盤の追い上げは見事で、一時は18点差を一桁台にまで縮めるなど、驚異的な集中力を見せました。
身長が小さい選手が多いチームではありますが、それでも全国レベルの強豪に挑み続け、夢と希望を多くのファンに与える戦いを見せてくれました。
惜しくもインターハイ出場は叶いませんでしたが、今後のさらなる成長と、次の九州大会、トップリーグやウインターカップでのリベンジに期待が高まるチームです。

今年のインターハイ(岡山県開催)は7月26日~8月1日に行われる予定。
昨年ベスト4に輝いた福大大濠は、同じくベスト4だった福岡第一の思いも背負い、全国の舞台でさらなる躍進を目指します。

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